将来、介護が必要な状態にならないようにすること。また介護を受けている状態を悪化させずに、元気で生き生きとした生活が送れるよう、普段から予防に取り組むことをいいます。
いま、介護が必要だと認定された高齢者は、2000年4月からの4年間で72%も急増しています。このままの伸びが続くと20年後には約800万人にもふくらみ、高齢者の4人に1人が介護を受ける状態になると見込まれます。介護にかかる費用も20年後には4倍になり、年金・医療も含めた社会保障全体で現在の2倍にも拡大してしまいます。
ですから、「元気なお年寄り」を増やすためにも、いま介護予防が求められています。

原因は、病気と老化です。
1位 「脳血管疾患(しっかん)」 
2位 「高齢による衰弱」 
3位 「転倒・骨折」
4位 「痴呆(ちほう)」    
5位 「関節疾患」
ですから、元気で長生きするための「介護予防」には、「生活習慣病」と「老化」の2つの予防が必要なのです。
次にあげる、危険な老化のサイン(兆候)をいち早く発見し、対処することです。

 ●自分の身の回りのことをすることがおっくうになった(生活機能低下)
 ●ちょっとしたところでもつまずいて転びやすくなった(転倒・骨折)
 ●物忘れが激しくなった(痴呆、うつ)
 ●不意に尿がもれることが多くなった(尿失禁)
 ●食事が単調になった(低栄養)
 ●外反母趾(がいはんぼし)やつめの変形で歩きにくくなった(足のトラブル)
 ●うまくかむことができなくなった(口腔(こうくう)状態の悪さ)

こうした状態は、ジワジワとあらわれてくるものです。
次のページの「おたっしゃ21」で、現在のご自身の状態をまず、把握しましょう。